体験記(1)

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片目での白内障手術  浅野T
   
   片目の場合、医者が嫌がるのではないか、失敗したらどうしよう。
目を治療してもらうのには費用もどのくらいかかるのか等、手術前は心配で一杯でした。特に綱膜剥離で片目を失明し、他方を光凝固で手当している私には、手術したら網膜剥離を併発するのではないかというのが一番の心配でした。

 幸い、28年前、光凝固を受けた残る左目は、その後定期検診を受け続けて、現在にいたりました。ところが最近核白内障ができて、中心部に視力障害が出て,それでも散瞳剤を点眼すると見えるので、ここ7年ばかり点眼を続けてなんとか、もたしてきましたがいよいよ不自由になったため、自内障手術を受ける決心をしました。

 定期検診を受けている病院では手術ができないため、紹介状を書いていただきました。
ちなみに私の行きつけの病院は元国立医療センターの眼科医長を勤め、網膜剥離友の会の顧問もされた佐藤清楮先生の養明堂眼科(さいたま市)です。先生は国立医療センター時代には私の次から次と穴の開く網膜変性の左目を半年かけて、ていねいに光凝固で手当してくださいました。先生との出会いがなければ大変なことになっていたと思います。何しろ他の病院では手遅れだといわれていたのですから。

 白内障手術は元国立名古屋病院の眼科医長で、また網膜剥離友の会の東海懇話会の顧問の安藤文隆先生が、長年の経験と実績を踏まえて開院に尽力された、最新の設備とテクノロジーを誇るアイケア名古屋にしました。安藤先生とは東海懇話会で面識があり、暖かく接していただき、「眼底は安定しているので、大丈夫見えるようになりますよ」といってくださいました。アイケアは診療の内容により専門の先生が7名もおられ、私は白内障と網膜硝子体疾患専門の先生に診て頂くことになりました。

 手術前の検診後、近くの内科病院の紹介を受け、胸部レントゲン、心電図、採血検査を済ませ、1週間後再診となりました。この2回目の検査で血液検査の結果が分かり 、問題なく手術OKとなりました。麻酔薬等の適合テスト、眼内レンズの測定などと、手術日程についての説明があり、二週間後の手術日と、片目ですので2日間の入院が決まりました。

 手術は、超音波による水晶体を粉砕除去する方法で、手術時間は約50分、核白内障のためか、普通より時間がかかったようです。
術中は、当たりは白く明かりが見え、なにか液体が絶え間なく落ちてくるように見えていました。痛くも痒くもありませんでした。眼内レンズの装着も無事完了です。手術の様子は、付添いの人などがモニターで見ることができる設備があり、大きく写し出される手術の様子を、私の妻が見ていたそうです。

 一般的な術後は点滴を受け、2時問の安静の後、異常がなければ帰宅できます。私の場合は午前11時に手術が終わり、夕方五時頃まで眼帯安静の後、透明眼帯に付け替えて頂き、自分ひとりで食事をとることができました。結局気にしていた術後の付添い人は要らず、心配することは何もありませんでした。何と医療の進歩していることか、全く驚きです。

 手術後一ヵ月が経過しました。
もともと視力は悪かったので、劇的に視力が出ることはありませんでしたが、眼鏡をかけなくても新聞が読め、行動できるようになりました。また、今まで水泳は好きでも、よく見えないのでプールは敬遠していましたが、これからは楽しむことができます。

 網膜剥離友の会東海懇話会にかかわりをもったおかげで、名医安藤先生の講演を、何十回も聞くことができ、知識が豊富になり、患者としては特殊な場合に入るかもしれない私の場合も、当初多少の不安はあったものの、この施設なら大丈夫という確信もあり、そしてその通りうまくいきました。

 私の今回の白内障の手術は、迅速、丁寧、親切、医療費も思ったよりかからなかったので、理想的で本当に有り難く感謝しています。定年退職後9年、生活を楽しむだけの毎日ですが、そんな私とは大してお歳の違わない先生方が活躍されているのを見ると申しわけない気持ちですが、感謝しながら余生を充実して送りたいと思います。
   
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